【レビュー】『The Order:1886』ストーリー+世界観の素地は良い

『The Order:1886』をレビューします。
(個人的な見解なので参考までに)

2015年の作品ながら未だにPS4を代表するグラフィックと評されるゲームです。
舞台は1886年、ヴィクトリア王朝のロンドン。

騎士団、半獣、反乱軍などの組織が入り乱れて争います。
主人公であるガラハッドは騎士として、混沌としたロンドンの闇を暴きます。

Amazonのレビュー3.2
あと一つというレビューが印象的です。

5.4/10

ストーリー◎

映画1本分の見応え

ストーリーはPS4の中でも屈指の良作です。
ストーリーボリュームは10時間弱とかなり薄いですが、展開には満足です。

ボリュームを薄くしたことで、リズムが良く起承転結がわかりやすいです。
主要キャラクターも限定的で、敵味方、それぞれ個性があります。

「ボリュームが薄い=駄作」という概念を打ち崩すゲームといえます。

 

ストーリーの作り

それぞれのキャラが立ち、各人が想いを持っているのが伝わります。
師弟関係、盟友関係、裏切り、嫉妬、陰謀とそれぞれの構成を丁度いい感じで散りばめられています。

ボリュームの薄く、ストーリーが渋滞することがありません。
ドラスティックに展開が動くことで、次の展開を読む作業に楽しさを見出すことが出来ます。

特に反乱軍と関係を持つところから主人公が窮地に立つまでのドライブ感は秀逸。
ヒロインと目されたイグレインの葛藤、嫉妬も彼女目線でも物語に入り込めます。

ここが残念

ストーリーの出来に関しては最終章に突入するまでは100点の出来だと思います。
ただ、最終章とEDが余りにも急ピッチ過ぎます。

連載を打ち切られたマンガのような結末を迎えて、消化不良感は否めません。

続編ありきの構成だと考えても、投げやり感がでます。
ヘイスティング、イグレイン、反乱軍の顛末に全く触れないのは疑問です。

盟友ラファイエットも後半は全くの空気なのも気になります。

 

『The Order:1886』のここが凄い

ロンドンの雰囲気は最高

ソニーのゲームだけあり、グラフィックは最高性能です。
アンチャーテッドと並ぶ程のグラフィック。

今作では、産業革命で目覚ましい発展を遂げるロンドンに新しい世界観を付与して描かれます。
細部まで当時のロンドンの雰囲気を再現しようとする気概が感じられます。

半獣、騎士団というファンタジーな世界観を維持しつつ、史実の街並みを再現出来るのは圧巻。

印象的なのは、病院で半獣に襲われるシーン・飛行艇墜落シーン・ラストの戒厳令が敷かれるロンドンのシーン。
局部での映像美、複雑な事象の映像美、街並み全体の映像美と全てでユーザーを虜にするでしょう。

 

QTE

QTEへの賛否はユーザーによって分かれるでしょう。
本作は終始、コマンド入力を伴うので息つく間がありません。

僕はストーリーへの没入感を増すことが出来たので好感触です。

ただ、行き過ぎた部分も要所で見られたため、是々非々感は残ります。
プレイ画面とムービー画面がほぼシームレスの画質という本作の素晴らしい点が裏目に出る部分もありました。

戦闘終了後、実はムービーに移行しており、QTE発生→失敗→死亡というパターンが数回ありました。

唯一、プレイ的に息を休める場が評議会です。
その評議会もストーリー的には目を離せない場所なので、結果常に気を張らないといけません。

 

結論

本当に惜しい作品だと思います。
巷のレビューではアンチャーテッドを神ゲーと押していますが、個人的には本作の方が神ゲーに近づけたのではないかと思える作品です。

プレイ操作はアンチャーテッドと同様です。
アクション動作などもアンチャーテッドに近いものを感じました。

この世界観、ストーリー構成は充分に楽しめることが出来るのではないでしょうか?

★ゲームレビュー★
8.0~:神ゲー
6.5~:良ゲー
5.0~:悪くはない
3.5~:暇つぶし
2.0~:時間とお金の無駄

▽ゲームレビューのまとめはこちらからどうぞ

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