王道冒険ファンタジー『RAVE』をレビュー

『RAVE』をレビューします。
マガジンで連載された冒険ファンタジー漫画です。

当初はマガジンと毛色が違うと人気獲得に伸び悩みました。

そこから人気を着実に獲得しました。
10年以上前の作品ですが根強い人気を誇ります。

作者:真島ヒロ
掲載誌:週刊少年マガジン
出版社:講談社
連載期間:1999年~ 2005年
巻数:全35巻

ざっくりあらすじ

第1部 デーモンカード編

RAVEは全3部構成です。
時間軸はEDまではほぼ持続しています。

第1部はRAVEを手に入れた主人公ハル。
RAVEと対をなすダークブリングを手にするDCの暴走を止める冒険。

ハルの父、ゲイルとその宿敵であるキングとの抗争までが第1部。

第1部で、エリー、ムジカ、シュダ、レッドなど主軸の仲間に出会います。

第2部 シンフォニア編~星跡編

DC本部が壊滅後、その主力戦力との戦闘が始まります。

六祈将軍(オラシオンセイス)と呼ばれるDCの主力にやられます。
ですが、ジークハルトの援護もあり一時休戦。

闇の覇権争い編

その後DC壊滅で台頭した悪の組織、ドリュー幽撃団が鬼神と対峙。
彼らはマザーDBという強力な能力を宿しています。

DCが崩壊した次世界は群雄割拠の闇の勢力争いがおきます。
ハルたちはこの闇の勢力を成敗するために戦います。

星跡編

ハルたちはエリーの失われた記憶を求め、星跡の洞窟へ。
そこでは、DCを再編させ、復活させたキングの息子ルシアが登場します。

ルシアとハルが一騎討ち。
ハルは禁じられた魔剣を解放し、ルシアを圧倒します。

2人が死闘を繰り広げる中、エンドレスという怪物が現れます。

第3部 時の民編~ラストバトル

時の民編

恐らく、RAVEで一番の人気キャラクター、ジークが活躍する物語。
六祈将軍を率いたハジャとジークの死闘は屈指の名シーン。

ハードナー編

DCと並ぶ悪の空賊、ブルーガーディアンズ。
総帥バードナーはエンドレスとの融合を試みます。

バードナーがエンドレスと融合すれば、人界、魔界もろとも破滅させられます。
その企みを阻むために、ハルたちは立ち上がります。

ラストバトル編

ルシアはDCを破壊します。
そして新たに魔界の四天魔王と手を組みます。

ハルと仲間たちの最期戦いが始まります。

登場キャラクター

主要味方キャラ

ハル・グローリー

シンフォニア王家の末裔、本人はそれを知らずのどかな島で暮らす。
RAVEとの出会いからDCの打倒を目指して、世界を冒険する。

聖石レイブの使い手でレイブマスターと呼ばれる。
テン・コマンドメンツと呼ばれる10様に変化する剣で戦闘する。

エリー

エーテリオンと呼ばれる魔道を使える唯一の少女。
記憶を取り戻すためにハルと旅をしている。

エーテリオンの力を有していることから敵勢力に狙われる。
記憶を取り戻し、最終戦闘後にハルと結婚する。

ハムリオ・ムジカ

銀の律動(シルバリズム)という盗賊を率いる頭領。
銀の錬金術師(シルバークレイマー)としてハルと共に旅をする。

ハルに次ぐ、主要戦力の1人。
最終決戦前には、ハルのために、聖剣レイベルトを打つ。

レイナとの絆である銀槍シルバーレイを使いこなす。

レット

竜人という亜人。
当初はDCに仕えるもハルと出会い、仲間になる。

宿敵ジェガンと恋人ジュリアを巡り決闘する。
最終決戦では竜人王の末裔ということがわかる。

炎と体術を組み合わせた攻撃を得意とする。

ジュリア

レットの恋人で同じく竜人。
戦闘能力もかなり高く、姉御肌で一同を引っ張る。

一時は完全に竜化して、知性を失ってしまった。

ジークハルト

時の民の1人で当初はキング暗殺を企てる。
DC側として、ハルたちを苦しめるもどこか謎めいた存在。

エレメントマスターとして、大魔導士の称号も得る。
物語中盤以降はハルたちの仲間になるも単独行動をする。

RAVE内で最も人気のあるキャラクターの1人であろう。

シュダ

元DCで六祈将軍の1人。
ハルの父、ゲイルを慕っており、ハルを弟の様に世話を焼く。

六星DB・バレッテーゼフレアを操る。
ディープスノーとの決闘は屈指の名シーン。

ハルの姉、カトレアと親密になる。

ベルニカ

人工的にエーテリオンを創り出そうとされた魔導士。
純真無垢な性格をブルーガーディアンズに悪用される。

後にハルの仲間になり、最終決戦では爆死する。
絶対回避魔法という超上級魔法の使い手。

ニーベル

ジークハルトを尊敬する少年。
時の都に住み、最終決戦ではハルたちと同伴する。

終盤での活躍は大きくレイベルト作成、ジェロ戦と活躍した。
変化魔法を得意とする。

主要敵キャラ

ルシア・レアグローブ

本作の最終ボスキャラ。
レアグローブの末裔でDCの2代目司令官。

ハルの宿敵であり、エリーを妻にしようと画策する。
闇の玉座に君臨し、エンドレスによる並行世界を滅ぼそうとする。

キング

第1部までのボスキャラ、ルシアの父。
本名はゲイル・レアグローブでレアグローブ家の末裔。

DCを悪の方面に導く、初代司令官。
最期は自分の過ちを認めて、DC本部を破壊する。

シャクマ・レアグローブ

キングの父、ルシアの祖父。
超魔導士として、歴史上の人物とされるも生存して登場する。

世界最強の魔導士という称号を持つ。
古代禁呪という魔法を唱え、ハルたちと敵対する。

ハジャ

シャクマの弟子、超魔導士。
魔力無限というDBを有し、無限のハジャという異名を持つ。

六祈将軍の中では最上位の格付けとされる。
個人ではDCを裏切り、「クロノス」という超魔法を手に入れようとする。

レイナ

六祈将軍の1人でシルバークレイマー。
オーガとの戦いでは、ムジカと共闘する。

シルバークレイマーとしてムジカを常に意識し相思相愛。
最期はシルバーレイと共に爆死する。

ディープスノー

キングが養父として育てた子供。
DCによる人工DBを埋め込まれ、異常な能力を発揮する。

キングを慕っており、シュダからキングの本意を伝えられると号泣する。
後に、改心してDCを離反する。

パンプキン・ドリュー

中盤の大ボス。
マザーDBを有する魔界の王。

ドリュー幽撃団の総帥として、闇の勢力を率いる。
鬼神と一時的な同盟を結びハルたちの前に立ちふさがる。

オウガ

中盤の大ボス。
マザーDBとゴールドクレイマーの能力を有する。

鬼族の王、シルバーレイで世界の破壊を企む。

ハードナー

第3部の大ボス。
DCに並ぶ組織、ブルーガーディアンズの船長。

エーテリオンとの融合を試みる。
マザーDBを有し、戦闘能力は人間の中では作中でも随一。

『RAVE』の見どころ

ジークハルトが格好いい

RAVEの見どころの1つはジークハルトのカッコよさです。
ジークは味方ながらハルとは距離を置き、支援してくれます。

戦闘能力も高く、物語の鍵も握り、外見もクールでハンサム。
とても人気のあるキャラクターです。

ジークの戦闘能力

ジークは宇宙魔法を得意とします。

特に宇宙魔法、七星剣(グラン・シャリオ)は印象的な技です。
「七つの星に裁かれよ」の号令は抜群にカッコいいです。

個人的には本作品の最大のハイライトであるハジャとの決闘。
これは漫画史にも残る名決闘だと思います。

無限の魔導士に有限の魔導士が立ち向かう絶望的な構図。
地下で7日間にも及び魔法で決闘を繰り広げました。

もう1人の主人公

RAVEにおけるもう1人の主人公は間違いなくジークです。
ジークがいないと話が進みませんでした。

エリーに対する特別な感情は張り裂ける想いになります。
50年間独りでエリー(リーシャ)の墓を守ります。

そして、最終決戦の前には過去から予知し、戦いの報せを自軍に知らせます。
ジークのお陰で援軍がかけつけ、ハル達は窮地を脱します。

ジークは死して尚、特別な存在でした。

四天魔王とのインフレ対決

バトル系のマンガにインフレはつきものです。
RAVEも例に漏れず、最終決戦まじかではとんでもインフレがおきます。

四天魔王とかいう六祈将軍の格上の存在が登場します。
魔界の王ドリューの遥か上の実力です。

魔王の中には、「DBを創り出すもの」とかいう全てのDBを使える敵も登場します。

楽しめるインフレ

バトルマンガのインフレは退屈さをもたらします。
しかし、RAVEはギリギリの所でインフレ状態をセーブしました。

ベルニカは爆死、ニーベルは禁術で老死。
レットは竜人の王、シュダは獄炎斬り。

設定上の限界地を出しつくしてラストが終わりました。
星の恩返しという設定も洒落ていて、良いオチだと思います。

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