『キングダム』55巻(趙峩龍を討つ)の考察と感想

『キングダム』のレビュー(考察感想)です。
単行本55巻のレビューです。

『キングダム』55巻 あらすじ内容

キングダム』(単行本)の55巻のあらすじと今後の展望です。

『キングダム』54巻 おさらい

まずは前回のおさらい
『キングダム』54巻

ざっくりあらすじ内容をまとめます。
詳細な考察、レビューは後述していきます。

★鄴攻め~秦趙連合軍戦~

朱海平原右翼の戦いがクライマックスへ突入します。
55巻では朱海平原決着まであと2日の所まで描かれます。

朱海平原12日目~14日目

●朱海平原12日目

  1. 飛信隊、玉鳳隊の覚醒
    →朱海平原全体の戦局が動き始める
  2. 王翦軍進軍開始
    →右翼に追随する
    →中央無傷の兵3万が始動
  3. 飛信隊、最後の配給
    →兵糧が尽きる

●朱海平原13日目

  1. 堯雲が王賁を討つ
    →堯雲の精鋭部隊「雷雲十槍」が猛威
    →堯雲が王賁を破る
  2. 夜、秦軍右翼の再編成
    →信が右翼の大将へ
    →飛信隊が中央
  3. 鄴では王翦兵が趙軍の兵糧を焼失

●朱海平原14日目

  1. 朱海平原右翼の最激戦日
    →趙峩龍軍vs飛信隊
    →飛信隊の捨て身の攻勢
  2. 河了貂が指揮を執る
    →救援部隊を置かない攻め偏重策
    →信と羌瘣の力攻め
    →渕と松左が後詰めで鍵を握る

朱海平原12日目

劣勢が続く秦軍右翼。
12日目は飛信隊、玉鳳隊が覚醒します。

隊の覚醒により趙軍を押し込みます。
秦軍右翼の活躍で朱海平原全体の戦局は一変。

遂に王翦vs王翦が戦場で刃を交えようかとします。

朱海平原13日目

朱海平原13日目も飛信隊、玉鳳隊は押し込みます。
ですが、李牧の策で堯雲が王賁の首を狙います。

玉鳳隊は趙峩龍、堯雲を相手に苦戦、特に堯雲直下の「雷雲」が猛威を奮います。
王賁は雷獄に討たれ、瀕死状態で戦場を離脱します。

そのまま、13日目の戦闘は終了し、亜光軍・玉鳳隊の副官らが飛信隊の陣中に集まります。
秦軍右翼は信が大将を務め、巻き返しを誓います。

朱海平原14日目

朱海平原14日目は飛信隊が中央に構えます。

顔合わせは「飛信隊vs趙峩龍・玉鳳隊vs堯雲・亜光軍vs馬南慈」です。
亜光(瀕死)、王賁(瀕死)、堯雲(利き腕不能)と両軍とも満身創痍。

秦軍右翼は河了貂が指揮官となり攻め偏重の策に出ます。
戦いは最激戦の様相を呈してきました。

『キングダム』55巻 ざっくりあらすじ

ざっくりあらすじ内容をまとめます。
詳細な考察、レビューは後述していきます。

主に朱海平原14日目の戦いが描かれています。

松左の死

  1. 松左の救援
    →松左が厳命破り救援
    →致命傷を喰らう
  2. 羌瘣の楔打ち
    →趙峩龍本陣で膠着状態
    →羌瘣が本領発揮して、戦況打破

14日目秦軍右翼は攻め偏重。
飛信隊は松左と渕にピンポイント救援策を打ちます。

河了貂は「劣勢の味方は捨ておけ」という苦渋の厳命を下します。
しかし、松左はその厳命を破り死亡フラグを立てていました。

松左が救援に向かったのは干斗ら新人が多く組まれた部隊。
死地に馳せ参じた松左は決しの救援を果たします。

松左は窮地の自軍部隊を救うも戦闘の中で致命傷を喰らいます。

一方、最前線の信は趙峩龍本陣を攻め立てます。
趙峩龍の厚い守備に飛信隊の弱点である横撃急襲攻撃で戦線は膠着へ。

信も混戦の中、深手を負い、本来の攻めが展開できません。

膠着状態を打ち破ったのは羌瘣でした。
羌瘣が気絶するまで、敵に楔を打ち続けます。

羌瘣の攻撃に飛信隊は呼応して、趙峩龍本陣を打破します。
趙峩龍は隙を見て退却しました。

趙峩龍との一騎討ち

  1. 松左戦死
    →松左の最後は信の腕の中
  2. 趙峩龍を討つ
    →信の王騎化
    →趙峩龍戦死

趙峩龍本陣を打破した信に松左瀕死の一報が入ります。
趙峩龍の行方を探る僅かの時間に、信は松左の下へ向かいます。

信が松左の所へ到着すると瀕死の松左は起き上がり、信の腕へ飛び込みました。
松左は朱海平原にて戦死、最後は信の腕の中で息を引き取りました。

松左の戦死は飛信隊の士気を下がりますが、信の一喝で再び趙峩龍討ちへ。
那貴が趙峩龍の潜伏先を特定し、一気に信の本体が乗り込みます。

趙峩龍と信の一騎討ちへ発展。
秦軍右翼全体が生き残るには信の一騎討ちに命運が掛かりました。

亜光軍、玉鳳隊が必死で飛信隊に望みを繋げました。

信と趙峩龍の打ち合いは壮絶を極めます。
最期は信に王騎の姿を見た趙峩龍、信が大将軍級の一太刀で趙峩龍を仕留めます。

決戦の15日目へ

  1. 龐煖登場
    →秦軍左翼に龐煖登場
    →信狙いか?
  2. 朱海平原決着へ
    →秦軍中央進軍
    →趙軍との戦闘開始
    →李牧軍と接触

14日目の朱海平原は秦軍右翼が押し込みました。
趙峩龍が戦死後、戦局は秦軍に傾き、14日目の戦闘が終わります。

14日目の夜、秦軍左翼、楽華隊陣営に龐煖が到来。
龐煖ご自慢の一騎夜襲を仕掛け、楽華隊陣営は損失を被ります。

蒙恬は養父を殺され心中穏やかでなく15日目を迎えます。

15日目未明から秦軍中央が動きます。
王翦軍第三将の田里弥が蛇陣を仕掛けます。

田里弥の蛇陣は趙軍現場指揮官にいなされます。

今後の展望と気になる伏線

展望と伏線
  • 王翦の笑い
    →李牧軍の攻勢を読む
  • 決着は秦軍右翼?
    →王賁の復活
    →中央への介入は必至

王翦の笑い

55巻の最後1コマは王翦の「フッ」という笑いでした。
この笑いは李牧が攻めの陣容に変えたことを受けてのものです。

李牧はこれまで防戦し、秦軍の兵糧切れを待つ作戦でした。
ですが、鄴の兵糧焼失を受けて目の前の王翦軍打破が必要となりました。

一日でも早く鄴を救援しなければ、鄴の民が飢え死にするという判断でしょう。
ここまでは全て、王翦の思惑通り進んでいるという笑いとすると末恐ろしい策略。

決着は秦軍右翼?

朱海平原の決着は秦軍右翼になると河了貂が予想。
王賁も立ち上がるなど右翼の勢いはあります。

ただ、信は深手を負い、龐煖の存在も気懸かりです。
やはり王賁がもう一活躍して、「王家スゲェ!」の流れなのでしょうか?

『キングダム』55巻 考察、感想

感想.1 左松の死

キャラの死に際が抜群に上手いのがキングダムの特徴です。
シビアな戦場では次々とキャラが戦死していきます。

飛信隊の中心メンバーは死亡確率は低いですが0%というわけではありません。
主要メンバーでは尾到が戦死しています。

次なる飛信隊主要メンバーの死は左松でした。
左松は副歩兵長ながら、戦術眼は高く要所で活躍していました。

飄々とした左松は熱っぽい飛信隊では異色を放ちファンも多いはずです。
戦死者の選定が素晴らしいと思いました。

飄々とした左松が最期は熱く、兵士を鼓舞し、信を辿るシーンは胸熱。

感想.2 パターン決まってるのに震える

信は左松の死を乗り越えて、趙峩龍との一騎討ちに挑みます。
一騎討ちは毎度お馴染み、目が逝った状態での一撃を奮います。

趙峩龍は弱くはありませんが、今の信には敵いません。
今回の信は深手を負いながらも王騎を彷彿させる一撃をかまします。

相変わらずの爽快感。
パターン決まっているのに毎回震えるほど楽しいです。

結論

朱海平原の戦いは遂に最終日を迎えました。
李牧と王翦の知略を巡らした戦いを震えて待ちます。

事前に左松の死を知ってしまいました。
そこから読み進めても充分に楽しめます。

左松はフラグをしっかり立てていたので「これはもうダメだろ」と感じで読めました。

相変わらず結果を知っても楽しめる漫画です。

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