『キングダム』54巻(王賁vs堯雲 信大将へ)の考察と感想

『キングダム』のレビュー(考察感想)です。
単行本54巻のレビューです。

『キングダム』54巻 あらすじ内容

キングダム』(単行本)の54巻のあらすじと今後の展望です。

『キングダム』53巻 おさらい

まずは前回のおさらい
『キングダム』53巻

★鄴攻め~秦趙連合軍戦~

リョウ陽

  • リョウ陽での決着戦
    →壁が犬戎王ロゾを撃破
    →犬戎族が端和軍に降る
  • リョウ陽の戦い勝利
    →犬戎の城落城、趙軍撤退
    →楊端和軍がリョウ陽を制圧

楊端和の囮作戦で趙軍包囲殲滅戦は失敗します。
楊端和は犬戎の城を空にし、ロゾをおびき寄せました。

端和軍はフィゴ族、メラ族、壁部隊と犬戎、趙軍の乱戦です。
犬戎王ロゾの首を壁が取り、犬戎は端和軍に降ります。

端和軍は、別動隊で城も落としており戦いは終結。
趙軍は犬戎と城を失い撤退、リョウ陽の戦いは楊端和軍の勝利。

朱海平原

  • 秦軍右翼の戦いは劣勢
    →亜光不在
    →兵糧尽きる
  • 王賁の覚悟
    →隊の覚醒を信へもちかける
    →大将軍の檄

朱海平原では秦軍右翼、趙軍左翼が正念場を迎えます。
秦軍右翼は大将の亜光の不在、兵糧不足で劣勢です。

窮地の秦軍右翼を支えるのは王賁。
王賁は信と共に「隊の覚醒」を促します。

珍しく焦りをみせる王賁。
隊の覚醒こそが右翼に残された僅かな勝機に繋げるものです。

『キングダム』54巻 ざっくりあらすじ

ざっくりあらすじ内容をまとめます。
詳細な考察、レビューは後述していきます。

主に朱海平原右翼の戦いが描かれます。

朱海平原12日目

  1. 飛信隊、玉鳳隊の覚醒
    →趙軍を押し込む
    →朱海平原全体の戦局が動き始める
  2. 王翦軍進軍開始
    →中央無傷の兵3万が遂に始動
  3. 飛信隊、最後の配給
    →兵糧が尽きる

朱海平原秦軍右翼は大将亜光が瀕死で窮地に陥ります。
劣勢が続く中、12日目は信と王賁が檄を飛ばします。

両者の檄でそれぞれの兵が覚醒します。
今までにない奮戦で趙軍を押し込みます。

秦軍右翼の活躍で戦局は一変し、中央の王翦軍が李牧に向け進軍を始めます。
遂に王翦vs王翦が戦場で刃を交えようかとします。

朱海平原13日目

  1. 堯雲が王賁を討つ
    →堯雲の精鋭部隊「雷雲十槍」が猛威
    →堯雲が王賁を破る
  2. 夜、秦軍右翼の再編成
    →信が右翼の大将へ
    →飛信隊が中央
  3. 鄴では王翦兵が趙軍の兵糧を焼失

朱海平原13日目も飛信、玉鳳の各隊は士気高く趙軍を押し込みます。
趙軍は趙峩龍、堯雲、馬南慈の難読三銃士が立ち塞がります。

趙軍の狙いは王賁の首でした。
飛信隊と対峙していた堯雲が見事な連携で玉鳳隊の前に出現します。

玉鳳は趙峩龍、堯雲の両者と衝突します。

堯雲の直属部隊「雷雲」が玉鳳隊を蹴散らします。
上位十人の選び抜かれた「雷雲十槍」による雷獄が王賁を取り囲みます。

王賁は雷雲十槍と堯雲を相手に死闘。
結果は堯雲の利き腕と引き換えに撃破されます。

王賁は瀕死の状態で敗走し、陣中で生死の境へ。
13日目の戦闘は終了します。

戦闘終了後、亜光軍、玉鳳隊の副官らが飛信隊の陣中に集まります。
陣中では、王賁を失った右翼の大将を信が務めるものでした。

最早、秦軍右翼は飛信隊しか攻め手がありません。

注意
朱海平原激闘の中、鄴で動き
王翦兵が難民に紛れ、趙軍兵糧庫を焼失

朱海平原14日目

  1. 朱海平原右翼の最激戦日
    →趙峩龍軍vs飛信隊
    →飛信隊の捨て身の攻勢
  2. 河了貂が指揮を執る
    →救援部隊を置かない攻め偏重策
    →信と羌瘣の力攻め
    →渕と松左が後詰めで鍵を握る

朱海平原14日目は飛信隊が中央に構えます。

飛信隊vs趙峩龍,玉鳳隊vs堯雲,亜光軍vs馬南慈という顔合わせです。
亜光(瀕死)、王賁(瀕死)、堯雲(利き腕不能)と両軍とも満身創痍。

秦軍右翼は河了貂が指揮官となり攻め偏重の策に出ます。
元三大天、藺相如の盾である趙峩龍の防陣を信が突破します。

戦いは最激戦の様相を呈してきました。

今後の展望と気になる伏線

展望と伏線
  • 王翦の評価
    →信>王賁
  • 鄴の兵糧攻めが進む
    →鄴の兵糧が尽きかけの可能性大
  • 松左死亡フラグ?
    →「見捨てろ」という河了貂の命令を無視

王翦の評価

隊の覚醒を予想していた王翦。
家臣に尋ねられた時、飛信隊の覚醒は確信していました。
→「玉鳳隊は半分賭けだった」と述べている

飛信隊には3,000の兵を追加補充しています。
王翦は家臣に進軍の理由を聞かれると「愚問」と秦軍右翼の優勢を見越した発言をしています。

結果的に秦軍右翼は信が大将になっていることから王翦の意図した通りかもしれません。

兵糧攻め

鄴攻めは秦趙互いに兵糧合戦です。
鄴の兵糧焼失作戦は王翦兵の決死隊によって成功します。

ここからは餓死者も出るかもしれません。
兵糧戦がどのように尽きるかは見物です。

松左死亡フラグ?

河了貂の指令は攻め偏重策です。
救援部隊を最小限に設定し、「肉を切らせて骨を断つ」作戦を発動します。

松左と渕は限られた救援部隊としてピンポイントでの対応を求めました。
「劣勢の味方は捨ておけ」という厳命を松左は破ります。

僅か10名を率いて、救援に向かう松左は死亡フラグを感じさせます。

『キングダム』54巻 考察、感想

堯雲の雷雲十槍

堯雲の直下部隊、「雷雲」が登場しました。
朱海平原全体の中で最強の武を誇ると描写されました。

雷雲部隊の上位10傑は「雷雲十槍」と呼ばれ、堯雲と共に王賁を襲いました。

朱海平原全体最強の雷雲における10傑です。
最強の槍部隊の前に王賁の親衛隊が善戦しますが、結局は堯雲により一刀両断。

その後、雷雲十槍は脱出不可能の「雷獄」と呼ばれる術中を発動します。
これまで作中ではかなりの武を発揮した王賁を圧倒し撃破しました。

王賁配下の宮康を討ち取るなど実力は間違いありませんでした。

「雷雲十槍」ネーミングセンスがかなり格好いいです。
キングダムでは「数字+括り」が多いですが、その中でも屈指の格好よさです。

最激戦日へ

朱海平原の戦いは秦軍右翼が鍵を握ります。
その右翼では信を大将に据えて最激戦日へ突入します。

亜光、王賁、岳嬰が戦場を去り、堯雲も利き腕不能と将軍格が両軍とも離脱していきます。

更に秦軍は兵糧のない消耗戦です。
兵の消耗度は秦軍の方が激しく、飛信隊の精神力が頼りです。

 

結論

鄴攻めも中盤に突入しています。
王翦vs李牧、桓騎の鄴包囲戦とクライマックスへ向けて猛進しています。

54巻は原先生の20,000文字インタビューもあります。
映画も公開されまさに、キングダム尽くしです。

手に汗握る展開ですが、単行本派はじっくりと次巻を待ちましょう。

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