『キングダム』 53巻(山の民vs犬戎,決着)の考察と感想

『キングダム』のレビュー(考察感想)です。
単行本53巻のレビューです。

『キングダム』53巻 あらすじ内容

キングダム』(単行本)の53巻のあらすじと今後の展望です。

『キングダム』52巻 おさらい

まずは前回のおさらい
➡『キングダム』52巻

★鄴攻め~秦趙連合軍戦~

朱海平原

  • 右翼、亜光が瀕死
    →堯雲、馬南慈の追撃
    →王賁&亜花錦の救援
  • 信が岳嬰を撃破
    →大将軍の一撃
    →一太刀で決着

朱海平原では秦軍右翼が押し込まれます。
李牧の奇策が牙を剥き、右翼大将亜光が絶体絶命。

堯雲と馬南慈の猛追を亜光が必死で防ぎます。
亜光瀕死のところでなんとか王賁と亜花錦が救います。

同じく右翼のもう1つの鍵、信vs岳嬰の一騎討ち。
信は一太刀で岳嬰を真っ二つに仕留めます。

朱海平原の右翼は未だに危機は続きます。

リョウ陽

  • 壁軍相変わらずの低調
    →メラ族キタリ族長戦死
  • フィゴ軍の活躍
    →犬戎族将軍を撃破
  • 楊端和のピンチ
    →端和の奇襲を舜水樹が見抜く
    →犬戎王ロゾ&趙軍の包囲殲滅戦
    →バジオウの一騎当千で活路

兵糧のないリョウ陽での楊端和軍。
兵糧を焼失した壁軍は相変わらず低調です。

楊端和軍で戦果をあげたのがフィゴ軍。
族長ダントが将軍を撃破していきます。

楊端和はバジオウと呼応し奇襲を仕掛けます。
趙軍、舜水樹は端和軍の奇襲を見抜きます。

趙軍は端和軍本隊への包囲殲滅戦を開始しました。

『キングダム』53巻 ざっくりあらすじ

ざっくりあらすじ内容をまとめます。
詳細な考察、レビューは後述していきます。

リョウ陽

  • リョウ陽での決着戦
    →犬戎王ロゾ vs ダント&壁
    →犬戎族が端和軍に降る
  • 犬戎の城は落城
    →趙軍を策謀に嵌める
  • リョウ陽の戦い勝利
    →楊端和軍がリョウ陽を制圧

趙軍の端和軍包囲殲滅策は楊端和の策謀でした。

楊端和は犬戎の城を空にして、ロゾをおびき寄せる作戦を練ります。
総大将である楊端和自身が囮になる捨て身の作戦です。

端和軍はフィゴ族、メラ族、壁部隊が犬戎を打ち破ります。
犬戎王ロゾはこれまで低調な働きの壁が首を獲りました。

端和軍は、別動隊(猿手族)で城を城を落とします。
散開していた兵士も城に加わり趙軍の進軍を阻みました。

犬戎は首長を失い、楊端和に降ります。
趙軍は犬戎と城を失い撤退、リョウ陽の戦いは楊端和軍の勝利です。

朱海平原

  • 秦軍右翼の戦い
    →亜光不在&兵糧不足の劣勢
  • 王賁の覚悟
    →隊の覚醒を信へもちかける

 

朱海平原では秦軍右翼、趙軍左翼が正念場を迎えます。

秦軍右翼大将の亜光が瀕死で指揮を執れません。
戦局は趙軍優勢に加え、兵糧も尽きかけ秦軍の士気は下がる一方です。

指揮官代理に王賁が立つように将校が求めますが総大将王翦は応じません。

ジリ貧の秦軍右翼を支えるのは王賁でした。
王賁は信を誘い「隊の覚醒」を要求します。

珍しく焦りをみせる王賁ですが、隊の覚醒こそが右翼に残された僅かな勝機に繋げるものです。

 

今後の展望と気になる伏線

展望と伏線
  • 舜水樹の行方
    →舜水樹は列尾へ
  • なぜ王翦は王賁に任せないのか?
    →親子関係が介在するのか

舜水樹の行方

リョウ陽で楊端和に破れた趙軍将の舜水樹。
彼がリョウ陽を去り向かったのは列尾とありました。

列尾は秦趙の出入口でありそこを塞ぎに行きました。
舜水樹の読みは李牧の敗退、鄴の陥落はないと読みました。

李牧の懐刀的な役割である舜水樹は再登場しそうです。
もう1つ山場を作ってもよさそうなキャラです。

なぜ王翦は王賁に任せないのか?

王翦は右翼の指揮官を王賁に任命しませんでした。

王賁の活躍、能力からすると右翼では抜きん出ています。
王賁と同世代蒙恬にはあっさり左翼を渡しました。

王翦が私的関係で王賁を不遇にすることはないと思えます。

戦略的に理がないことを嫌いそうな王翦の考えとはかけ離れます。
「隊の覚醒」が王翦の狙いなのでしょうか?

王賁と信を大将格へ育てる戦略。
生死を賭けた大勝負に自軍の将を育てるとは末恐ろしいです。

王翦は蒙恬はもう大将格だと認めているのでしょう。

『キングダム』53巻 考察、感想

楊端和軍の強さ

リョウ陽の戦いの勝負を決したのは楊端和の得意戦術でした。

総大将である楊端和が自ら囮になり敵将と敵本拠を奪い取ります。
主軍が陽動部隊になる作戦は圧倒的な山の民の武力が背景にあります。

端和、バジオウ、タジフ、シュンメンとそれぞれの配下の武力が強いからこそ取れる戦術です。
山の民兵士の戦闘力は秦軍でも随一といえるでしょう。

犬戎軍に崖に追い込まれる描写は完全に敗北覚悟の場面です。
全てが端和の戦略、戦術の内というところが死王たる所以です。

族長間の結束も微笑ましく、心強いです。

 

隊の覚醒

朱海平原、秦軍右翼の鍵、「隊の覚醒」。
王賁が信に要求する程、状況は窮地であることが伺えます。

キングダムでは度々、重要度が語られるのが将軍の檄です。
今回の「隊の覚醒」の序章は檄から始まったといえるでしょう。

そして、飛信、玉鳳ともに士気の上昇に成功しました。
王賁の「友」という言葉が出たのに傑物さを感じました。

朱海平原、右翼の戦いが54巻の見どころとなるでしょう。

結論

鄴攻めは1つずつ進んでいます。
リョウ陽の戦いは終結し、まずは秦軍が取りました。

鄴での桓騎、朱海平原での王翦と李牧の戦いはまだ本格化していません。
大規模な兵糧戦でありジワジワと秦軍のタイムリミットは近づいています。

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