フリースタイルバトル(MCバトル)が廃れる理由

フリースタイルバトル(MCバトル)が廃れていると予想しています。
ここ数年、HIPHOP業界は知名度を増しています。

資金・人が集中し、HIPHOPバブルが起きています。
ですが、ここからはMCバトルが衰退の一途を辿ると予想しています。

少なくとも個人的にはMCバトルへの興味がなくなっています。
今回はMCバトルが廃れる未来と要因を描きましょう。

MCバトルの過渡期

R指定と晋平太

MCバトルの歴史を2010年で1つ区切っています。
それまでのMCバトルを1つの古典として捉えています。

2010年から2014年頃までのMCバトルは過渡期でした。
成長から成熟へ大きくMCバトルは発展しました。

その過渡期を最も支えたMCは晋平太とR指定で間違いないでしょう。
厳密には晋平太が時代を作って、R指定が変えました。

UMBの覇権

この頃のMCバトルは主にUMBがメインの大会でした。
UMBの王者がMCバトルのムーブの最先端として位置づけられました。

2010年から2014年のUMB王者は晋平太とR指定が独占しています。
この両者が作ったMCバトルの基準が現在も既定路線です。

2013年のUMB

2013年のUMBは過渡期の出口を迎えようとしていました。
今振り返るとこの大会が一番興奮した大会でした。

晋平太が引退し、R指定1強になったMCバトル界がどうなるか一番見物でした。
輪入道、MOL53、TK、GIL、ACR、DOTAMA、JAG-ME、NAIKA、GILが凌ぎを削った大会です。

振り返るとこの大会以上に渋くて、クールな大会はありませんでした。
MCバトルの完成系といえる大会でした。

お金、人が集まる

晋平太、R指定が作ったMCバトルの基準。
確固とした基準が出来たため、新しいMCが流入します。

今も現役のMC陣たちが熱いバトルを繰り広げ資金も広がりをみせます。

高校生ラップ選手権、フリースタイルダンジョン、Abema、UMBとKOK。
MC、ヘッズの人口はライトな層まで広がりをみせていきました。

特に、ラップ選手権とダンジョンの役割は凄まじい活躍をみせました。
アンダーグラウンドにコンプラ付きの光を照らしました。

ショーアップ

過渡期で創り出されたMCバトルの基準。
その基準は知名度と共にショーアップされていきます。

2016年辺りから凋落の匂いが漂い始めます。
ショーアップと共に光を浴びるとMCバトルのカッコよさが消え去ります。

R指定クラスでようやく伝わる熱量です。

MCバトルが衰退する要因

本場との違い

MCバトルは廃れるとする要因はHIPHOP文化が根付かないことです。
一部では存続し続けるでしょうか、文化にまでは発展しないでしょう。

本場(アメリカ)のHIPHOPは光を浴びると更に輝きます。

スーパーボウルのハーフタイムショーでスポンジボブとコラボしても輝きます。
スポンジボブとコラボして、格好いいラッパーは日本にはいません。

日本のHIOHOP(を牽引したMCバトル)は光を浴びると猛烈にダサくなります。
過去に本場レベルの成功はありません。
KREVAですら、本場レベルの成功とはいえないでしょう。

まだ日本のHIPHOPはムーブであり文化でないと実感できます。
→Mステに出たダンジョンのモンスターのダサさが物語りました

商業的成功

HIPHOP文化という側面から以外にもHIOHOP(MCバトル)が衰退すると予想する要素はあります。
日本は商業的成功を手放しに称賛されない文化があります。

アーティスト活動に該当するラッパーは権利ビジネスです。
本場では成金とHIPHOPを上手く結びつけることに成功しています。

ただ、日本では成金を徹底的に敵視します。
金を稼ぐことを表に出さない美学があります。

とはいえ、ラッパーが裏でこそこそ金儲けしていたらクソダサいです。
成金とアングラの狭間に落とされているのが日本のHIPHOP(MCバトル)です。

MCバトルで台頭したMCも本場のラッパーのように商業的に成功するのはとても難しいわけです。

新たな基準が出てこない

日本のHIPHOP(MCバトル)を次のステージに押しやるには
新たな基準が必要です。

晋平太、R指定が創ったMCバトルの基準を更に引き上げる必要があります。

新たな生半可な基準ではいけません。
MCバトルの枠を超えて、HIPHOPを文化として定着させるための新しい基準です。

未だに今のMCバトル界は過渡期の基準から脱却していません。
新たな旗手であるKOKには往年の名MCが席巻しています。

結論

このままでは、K-1のように衰退する日が近いです。
ダンジョン、Abema依存では脱却できずに廃れると思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。