夏の高校野球は大阪ドーム+甲子園の併用策を取るべし

毎夏、高校野球を巡る選手酷使の是非が問われています。
地区予選から過密日程が続くと、エースの連投は不可避です。

戦力が乏しい公立高校では同じ投手が連日100球を超える球数を投げています。
昔は一般的であった連投も身体的保護の観点から徐々に連投が危険視されています。

「成長段階の高校生の保護」と「高校野球の文化を守る」という難題には制度改革しかありません。
憧れの甲子園という伝統を守りながら、高校野球を現代化にフィットさせていかなければいけません。

今回は一高校野球ファンとして、高校野球の制度改革を構想していきます。

過密日程を考える

試合数を減らす

過密日程をなくすには試合数を減らさなくてはいけません。
既存の大会制度(トーナメント制)だと短期決戦は免れません。

トーナメント制で試合数を減らすためには出場校数を減らすしかありません。

しかし、出場校数を減らすことは出来ません。
全国大会への出場校数を増やすことで、予選の試合数を減少させます。

全国大会の出場校数は現在49校です。

出場校の試合数は5回と6回でバラつきがあります。
出場校を64校まで増やせば全ての出場校の試合数は6回で均一になります。

全国大会の出場校を64校にすることで試合数は増えますが予選での最大試合数は減らすことが出来ます。

都道府県の偏り

高校野球の予選出場校数は全国で約4,100校以上です。

●都道府県の偏り
最多出場校県は神奈川県の196校
→全国大会まで7~8回の勝利が必要
最小出場校県は鳥取県の25校
→全国大会まで4~5回の勝利が必要

まずは予選の試合数の偏りを是正します。
大都市地域では出場校数が多いので、出場枠数を増やします。

既に北海道、東京では複数出場枠数の措置が施されています。
また、記念大会では主要都市の出場枠数が増加します。

出場枠数の増大

全国出場校数の平均を大きく上回る都道府県では複数出場枠を設けます。
激戦区では複数枠の出場校数を設けて、予選の日程を緩和します。

東京3校、北海道3校、神奈川3校、大阪3校、愛知3校、千葉3校
福岡2校、兵庫2校、埼玉2校、広島2校、静岡2校

開催時期を早める

各予選の開催時期を早めるのも一手です。
梅雨の影響で順延も多く、結果、短期間での連戦を余儀なくされます。

予選からベスト16以降は最低でも中1日の休養日を挟むよう日程を逆算します。

大阪ドームと甲子園の併用

1回戦と2回戦は大阪ドーム

全国大会の出場校数を64校にすることで全国大会の試合数は増えます。
この条件では炎天下の中、プレイするという酷使環境が続きます。

大会進行を円滑に進め、選手の酷使環境を防ぐためにはドーム開催は不可避です。
関西には「大阪ドーム」という立派なスポーツ施設もあります。

現代的なドームという技術を使わない方が不自然です。

どうしても甲子園というシンボルを残したいなら少なくともベスト16以降の開催にするべきです。
「全国大会で2回勝ったら憧れの甲子園」だと定義します。

ドーム開催のメリット

ドーム開催にはメリットが圧倒的に勝ります。

まず、何より炎天下から選手を守ります。
第2試合、第3試合は35度以上の環境でのプレイは防ぐことが出来ます。

更には雨天延期がありません。
大会の進行日程がスムーズになり、選手や応援団の移動の負担も軽減されます。

デメリットとしては、普段なれないドーム球場でのプレイによる失策は増えそうです。
ただ、体の酷使より失策を優先する理由にはなりません。

新・夏の選手権大会構想

大阪ドーム+甲子園の併用策を考えてみました。
戦いの舞台を甲子園に移す頃には、お盆過ぎで徐々に暑さのピークは過ぎます。

そこから休養日を挟みながらでも8/24に決勝を迎えることが出来ます。

8/4日に開会式(開会式単独)
8/5日から試合開催
8/5~8/12 1回戦@大阪ドーム
8/13~8/16 2回線@大阪ドーム
8/17.8/18 3回戦@甲子園
8/19休養日
8/20準々決勝@甲子園
8/21休養日
8/22準決勝@甲子園
8/23休養日
8/24決勝@甲子園

試合数が多いため、大会後半に登場するチームは試合間隔が短く不利と思われます。
ただ、序盤で登場しても試合勘が薄れるため、差はそこまでないでしょう。

次の100年

炎天下でのスポーツは野球だけがやり玉にあがります。
インターハイも夏の時期に行われています。
屋外スポーツが炎天下の中、行われているという現実に直視するべきです。

最も野球にメスが入れば、他の競技も自然と変わっていくでしょう。
高野連と朝日新聞が前時代的な姿勢にとらわれ続けていは、いつしか悲惨な事故が起きるでしょう。

次の100年を謳うのであれば、時代とともに制度を改革するべきです。
近年の高校野球ブームを消さないためにも、小手先の制度改革だけではなく、抜本的な見直しをするべきです。

対外試合禁止などの規制可能な組織なのだから、練習段階から選手を守るシステムを取りましょうよ。

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